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2005年6月11日 (土)

自分なりのジャイブ

平たく言えば風下からの方向転換のこと。これがなかなか奥が深い、一口にジャイブと言ってもドライブジャイブ、レイルジャイブ、テールジャイブ、ピボットジャイブ、ダックジャイブ、ジャンプジャイブ、バルカンと多彩にあるがトリッキーなジャイブは自分は出来ない。では、一般的なレイルジャイブやドライブジャイブを考えてみよう。

レイルジャイブ

ボードの形状を考えてみるとノーズ、レイル、テイルと繋がってひとつになっている。普通ジャイブと言ったらこのレイル使ったジャイブのことをいう。その風域のトップスピードから若干下らせてもうひと伸びスピードを上げてジャイブエントリーに入る。ジャイブでやる動作は、基本的にセールを引き込む事と後ろ足を前後ストラップの中間に置き風下側にプレッシャーを掛けレイルを海面に食い込ませてその抵抗とレイルのRを利用する事。後半はセールの返しと足の入れ替え、これだけである。とは言え一朝一夕には出来るもんじゃない。

まずは足の状態、ジャイブエントリーに入る前はプレーニング状態の為体の重心はセールパワーと自分の体重+脚力でバランスを取っているのでボード上から外れてしまっている。エントリーに入る瞬間に後ろ足をストラップから抜き前後のストラップの大体真ん中に置き、体の重心をボ-ドのセンターに移動する。この時、セールの引き込みを瞬間ブーム手の手幅を緩め握り2つ位広げ再度セールを引き込むと同時に腰を低くし後ろ足に加重しながら前足の甲で抑えつつ踵を持ち上げる様に加重し前足の膝をジャイブの円の進行方向に突き出すようにする。普通ジャイブの説明では「後ろ足をストラップから抜き、レイルにプレッシャーを掛ける」こんな感じだろうが、この時肝心なことが抜けている。最低限両膝を曲げ、後足でレイルを抑え込む反動でノーズが上がり過ぎないように前足もしっかり加重すること。これによりターンしながらドライブし続ける。大体、ターンする時にはレイルを食わせてブレーキを掛けている様なもんだからボードは減速しようとしている、そこでセールパワーを利用してこの減速を最小限に抑えるように操作することが大事な要素となる。

ジャイブエントリーで後ろ足をストラップから抜く瞬間セールを一瞬開き、足をボード上に載せ体の重心をボード上に移動、腰を低くし加重と同時にマストをターン進行方向に押し出すように立てブーム手を2握り広げ、ブームクリュウをボードの中心線上に来るくらいまで一気に引き込む。このときの両腕は伸ばしきらない様にする事。又、この時重心がしっかりボードの中心線上に無いと飛ばされたり潰れたりしてしまう。例えば、自転車やオートバイでカーブを曲がる時しっかりとその乗り物の中心線上に重心が無いと転んでしまうのと同じだ。ボードがターンしていく時の遠心力をシッカリとボードに伝え減速を押さえ、尚且つセールに風を入れ続けること。しかし、セールに風を入れ続けることが意外と難しい。ターン中のセールの引き込み方が通常のセーリング中の引き込みとチョット違っているから。

ターン開始状態でそのままターンし続けると裏風を受けて潰されてしまう。セールの引き込みは人によっては「セールをニュートラルの位置に置け」とか「風に対してセールを固定させろ」とか訳の分からないことを言う。セールの返しが分った人には感じとしてはこんな表現かもと理解できるかも知れないが体得する前の人はますます分らなくなってしまう。ターンに入るとボードはクォーターから一瞬にしてランニングを越え逆サイドのクォータに入って行く、ボードは方向を替えても風の向きは変わっていないのでセールはかぜに対して大まかに同じ位置に在る事になる。このときの状態を「ニュートラル」とか「風に対して固定する」とか言うわけでボードの走り続けている位置と風とセールの位置関係が分ると自ずと言ってる事が大体分ってくると思う。とは言ってもジャイブしている最中に風の向きはどうだとかボードがどこまで回ったとか逐一考えていてはジャイブに成らない。慣れてくればこれらの状況が自然に分って来る様になるし、これが分らないと逆にジャイブのRのコントロールが出来ないだろう。とにかく、ジャイブエントリーに入ったらボードに加重しセールを引き込みボードがドライブしだす感覚を感じたらマストハンドを脇を絞める様にゆっくりと自分の前に引き込む、と同時にブームハンドはこれに合せて引き込まれた状態からクリューを開いていく。このときの感じとしてはマストハンドに体重を預けているような感じ。時間にしてジャイブのRの大きさにもよるが1~3秒位で、セールを返すタイミングは、マストハンドを開いていくと自然に体がボードの前方に引っ張られるような感じが出てくる。 前足をストラップから抜き、後足の前に足を捻る様に踵を前にして置きボードを押える力を前足に移動し後足を前ストラップの前側に移動しながらマストハンドをブームジョーに移動させ脇を絞めて自分の体の前でブームハンドでマストを掴んで進行方向に少し振るようにしてセールを返し、ブームを持ち、前に移動した足でボードを前に押し出すように加重しながらセールを引き込む。

文章で表現すると殆どが同時進行なので非常に分り辛くなってしまう。整理すると、

1. 若干下らせジャイブエントリー                                      2. セールを一瞬開き重心をボード上に移動                               3. 腰を低くし前足と後足に加重、レイルを海面に食わせマストを立てセールを引き込む                                      4. マストハンドを引き込みブームハンドを開きながら前足を後足前に移動                                     5. ブームハンドでマストを持ち、進行方向に振りながら後足を前ストラップ前に移動                                6. 逆サイドのブームを持ち前足でボードを前に送るように踏み込んでセールを引き込む    

簡単に書けばこんな感じになってしまうが、一つ一つの動作がスムーズに出来ないと失速ジャイブになってしまう。今までいろいろ書いたが自分でも「今のジャイブ最高」なんてのはこれまで数えるほどしかない様な気がする。長くやってれば遣れば遣るほどドつぼにはまったり壁にぶち当たったりして少しずつ覚えていくもんだ。なかなか一朝一夕には上手くなれない、練習あるのみ。

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